米Intelは13日(現地時間)、同社製SSD「X18-M」および「X25-M」の性能を改善するファームウェアを公開した。ファイルサイズは3,024KB。ファイル形式はISOで、アップデートにはブランクCDが必要。
対応製品はMLC NANDを採用した1.8インチのX18-Mと2.5インチのX25-Mの80/160GBモデル。新ファームウェアの改善点は「SSDの性能を最大限に引き出すようにした」とのみ記載されているが、これらの製品では時間が経つにつれベンチマークでの性能が劣化することがあり、それに対処したものとみられる。
なお、アップデート時の注意点として、RAIDおよびNVIDIAのチップセットには非対応で、RAIDを解除した後、またNVIDIAのチップセット以外のシステムでアップデートを行なう必要がある。また、ブラウザについてSafariは非対応となっている。
インテル、X25-M SSDの断片化・経時劣化に対処するファームウェアアップデート
新ファームウェア (8820)は全般的なパフォーマンス向上のほか、断片化による速度低下に対処するもの。コンシューマー向けSSD X25-Mはシーケンシャルライトこそ最近の他社製高速MLC SSDに遅れをとるものの、インテルみずから「Better by design」と謳うコントローラによりSSDの弱点であるランダム書き込みが極端に速く、いわゆるSSD lag / プチフリに悩まされないことで知られている製品です。
が、一部のユーザーからは一定期間使用するとシーケンシャルの読み書きが大きく低下する経時劣化の問題が指摘されており、ハードウェア系サイトPC Perが2月に公開した長大な実証記事はインテルからの「テスト内容は現実の使用環境と乖離しており、こちらでは(まだ)再現できていません」という回答とともにエンスーユーザのあいだで話題となっていました。
X18-MとX25-Mは使用してませんが、使用中の方等はUpdate推奨でしょう。
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